”地域特産品の開発と販路拡大はもとより、村内商工業者の活力を内外に広くアピールし、商工業の振興と地域経済の活性化を図ろう”と「ユンタンザ産業フェア・むら咲まつり」(同実行委員会主催)が四月二十六・七日の両日、南海王国「琉球の風」内で催され、大勢の観光客や家族連れの人々で賑わいました。
今年で第十回目の節目を迎えた「むら咲まつり」は、第一回から七回までは「ユンタンザ物産展」として残波岬いこいの広場を会場に開催されてきましたが、第八回からはこれまでの物産中心のまつりから更に規模・内容を拡大し、地域産業の振興を図ることを目的として「ユンタンザ産業フェア・むら咲まつり」に名称を改め、村運動広場や多目的広場前駐車場で開催されてきました。
十回目の今年は、将来読谷村の基幹産業として期待される観光リゾートの振興を視野に入れた施設の有効活用と村内産業の育成、発展、拡大についてビジネスチャンスを創出すべく、文字どおり”むらを咲かせる産業フェア”として例年より更に趣向を凝らし、南海王国「琉球の風」に会場を移して多彩なイベントが展開されました。
琉球の風ゲート前でのオープニングセレモニー(テープカット)で華々しくむら咲まつりがオープンし、まつり広場には本村特産品の紅いもをはじめ、地場産業を紹介した出店四十店余が軒を並べる中、特設ステージでは子供達の琉球舞踊や古堅中学校吹奏楽部の楽器演奏、村芝居、民謡ショーなどを披露。また上天妃宮では県立芸術大学生らによる組踊「執心鐘入」が演じられ、訪れた人々を魅了しました。