読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年7月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】子供の人格を尊重しよう

 本村には地域の青少年に豊かな人間性を培い、健全な育成を図ることを目的に、学識経験者で構成する「青少年センター教育相談員」を配置し、更に青少年の非行防止のため街頭指導、問題行為の通報等、早期発見と早期指導に従事する「青少年指導員」を設置しています(各字推薦23人、各学校推薦7人で教育委員会が委嘱)。
 その青少年指導員連絡会が五月二十二日夕に教育委員会会議室にて開かれ、指導員相互の情報交換が行われました。
 連絡会では、青少年センターの知花江美教育相談員が「援助のための”声かけ”マニュアル」をもとに青少年への接し方のノウハウを説明。その中で知花さんは「指導員の心得としては、相手の人格を尊重する気持ちで相手の長所(事実)を見付け、ほめてやる言葉をかけること。結果を急ぐとかえってマイナス。お互いがどれだけ関わり、どれだけ援助しているかが大事で、結果ではない」と説き、「隣人愛と温かい心をもって接し、徹底して秘密の保持(守秘義務)に留意すること」と強調しました。
 その後、区長として、また青少年指導員として地域の青少年の健全育成に関わり、その功労者として表彰に輝いた山内繁男氏(長浜区)と池宮城秀平氏(親志区)による事例発表が行われ、両氏は「青少年健全育成に対する親の考え方は甘い。子供たちは叱れば直るものではなく、ほめてあげることも必要。親が子供たちに模範(見本)を示す必要がある」と指摘し、青少年の非行防止策の具体例や課題、問題点などを提起しました。

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