六月一日~二十九日の日程で存立美術館において「第17回・読谷アンデパンダン展」(村教育委員会主催)と「新収蔵品展」(存立歴史民俗資料館主催)が、同時並行して開催されました。
展示会初日(一日午前)には、オープニングセレモニーが挙行され、関係者らによってテープカットが行われました。その中で、出品者を代表してあいさつした読谷中学校二年生の知花翼さんは「私たちの作品が展示されてとても嬉しい。中学生の作品が参加できて良い刺激になっている。今後も部活や勉強に頑張りたい」と出展できたことの喜びを語りました。
アンデパンダン展は、多岐ジャンルにわたる部門(絵画、彫刻、焼物、織物、ガラス工芸、漆器、盆栽、華道、書道、写真)の応募作品を、等しく展示・発表する無審査・無表彰の展示会(公募展)です。
作品のテーマは自由ですが、出品にあたっては一年以内に製作されたものに限定。今年の作品は去る五月二十四・五日に受付されました。その結果、今年の展示会には中・高生や一般村民などから絵画や書道、陶器、写真など総数三〇三点の作品が出品され、その力作の数々は、鑑賞した人々の目を奪いました。
また、歴史民俗資料館一階展示室では、資料館が収集してきた多種多様な民具(サギジョーキやヒラナービ、高御膳など)の数々が展示され、観る人々が、昔の沖縄の生活風情に思いを寄せました。