読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年8月発行 広報よみたん / 3頁

地域の子供は大人の背を見て育つ=知・徳・体の調和のとれた 心豊かな児童・生徒を育てよう= 子供達の健やかな成長を願い継続的な実践活動を展開! 役員体制及び実践目標         

”学対が定期総会”
 平成四年から六年度までの三カ年間にわたり、本村は県教育委員会の学力向上推進地域の指定を受け、「読谷村学力向上対策推進協議会」(知花亀次郎会長)を設置し、実践目標を『学習意欲を高め、基礎学力の向上を図り、心豊かなたくましい幼児・児童・生徒を育てる』と定め、学校・家庭・地域・行政が一体となった実践活動が展開されました。その成果は、最終年次報告会(平成七年二月四日)で集約されると共に、報告会では継続して村民ぐるみの組織的な実践活動を推進することが確認されました。

 読谷村学力向上対策推進協議会(以下、学対という)は、県教委区委員会の指定終了後においても最終年次報告会の成果と課題を受け、これまで学対の「学校教育部会」「家庭・地域教育部会」「調査研究部会」を中心に継続的・組織的な実践活動を展開し、個性を伸長し、時代の変化に対応できる「知・徳・体」の調和のとれた幼児・児童・生徒の育成を目指してきました。
”粘り強く活動しよう”
 そのような中、学対の平成九年度「定期総会」が五月三十一日午後、村総合福祉センターで開かれました。
 定期総会が行われた会場には、学対をはじめ各部会の実践目標が掲げられる中、総会には村内各小・中・高校の教職員やPTA関係者、各種団体代表など約三百人余が出席し、平成八年度の会務報告や決算報告、平成九年度の事業計画、予算、役員などが満場一致で承認されました。
 主催者を代表してあいさつした知花会長は「指定を受けた学力向上の推進は終了し多大な成果を確認したが、学校・家庭・地域の協力で継続して展開している。読谷独特の学対の成果として子どもたちの学力は全県下でも上位にランクされてきている。地域の子供は地域の大人の背を見て育ち、大人の姿勢が問われている。知・徳・体の調和のとれた子供の育成は大人の願いでもあり、粘り強く活動を展開していこう」と訴えました。
 学対の主な活動には、学力向上への取り組みは勿論のこと、心豊かな児童・生徒を育てるための「早朝のあいさつ運動」、「地域懇談会」の実施や「夜間パトロール」などの活動を行っています。

〔役員体制及び実践目標〕
会長…知花亀次郎(教育委員長)
副会長…金城宗宏(校務研会長)
副会長…長浜宗則(読P連会長)
事務局…読谷村教育委員会
【学校教育部会】
部長…當山昇進(読中校長)
▼実践目標
「基礎的・基本的事項の定着」を図るために、学校はどのように取り組めばよいか。
【家庭・地域教育部会】
部長…米須良成(読中教頭)
▼実践目標
「基本的な生活習慣の形成」を図るため家庭・地域はどのように取り組めばよいか。
【調査研究部会】
部長…知花優(喜名小教務主任)
▼実践目標
「基礎学力を高めるための本村教育に関する諸調査」を行い、その実態を明らかにし資料を提供する。

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