読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年8月発行 広報よみたん / 4頁

字別構想の概況紹介№8(座喜味) 風と水と花のむらづくり

プロフィール
 座喜味城跡を背にする古い集落である。座喜味城跡は復元事業が行われるとともに、歴史民俗資料館・美術館が設置され、さらに周辺は公園整備が進められている。集落及び農業地域は、農村基盤総合整備事業により集落内道路及び農用地が整備された。また集落の南側には、読谷村総合福祉センター、平和の森球場のほか、役場新庁舎の建設等公共施設が集積しつつある。行政区加入人口一千六百四人(四百三世帯)で、村内では規模の大きい地区である。
 ”地区づくりの目標”
 「環境・景観」がいまの時代を画する用語として定着してきた。環境・景観は元来地域固有のものであり、換言すれば地域資源を再評価する時代であるともいえる。座喜味はフンシー(風水)に則った集落であり、その先人達の知恵を現代に活かし、座喜味城跡とあわせて集落そのものが生活観光地と呼べるような環境づくりを行う。さらに若者が参加する新しい地域活動の開発により、新しい文化が生まれてくる地域社会の建設をめざす。

”島まるみぬ瓦茶屋”
 座喜味城跡への入り込み客の増加にともない集落内の交通量も増えてきた。これからは、城跡周辺の周遊コースも必要とされよう。座喜味は井泉(カー)や御嶽、拝所等がそのまま観光学習地域となり得る地域である。島まるみぬ瓦屋と適所に茶屋を設けて、集落内周遊を促すとともに座喜味城跡見学や紅いも堀り等と結んだ、賑わいと活気のあるむらづくりを進める。

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