沖縄「海のカーニバル」の一環として行われる本村の残波まつりは、観光の拠点として景勝の地・残波岬を県内外にアピールするとともに、21世紀に向けた村内経済の発展をめざし、読谷村の文化村づくりに寄与することを目的に、読谷村、読谷村商工会、JAゆいな農業協同組合読谷支所、読谷村漁業協同組合、読谷山花織事業協同組合を構成団体として実行委員会が組織され、開催されています。
今年のまつりは、台風8号の本島接近で開催そのものが危ぶまれましたが、初日に予定されていた「イカダ競漕」以外は全てのイベントが順調に消化されました。
いこいの広場には、本村の物産展(出店)や花織体験コーナーなどが設けられる中、特設ステージでは、三年連続日本一に輝いた読谷高校ダンス部の躍動感溢れる華麗な演技を皮切りに、同校生徒による「ロックコンサート」や「島太鼓」、「伊良皆区青年エイサー」「オーケストラ演奏」などが繰り広げられました。
まつり二日目の村営残波ビーチでは、「ハーリ競争」(30チームが出場)や「洋上綱引き大会」が勇壮に展開され、海水浴などのマリンレジャーを楽しむ観光客や、村内外から訪れた人々の目を奪う一方で、ステージでは久米島の方々二十三人による「歌と踊り」や、読谷村文化協会主催の「第二回口説探訪」(古典音楽合奏や琉舞)が華やかに多彩に展開され、大勢の観衆を魅了。また、本村の残波まつりの様子は、ラジオ沖縄の「うちなーまるごとステーション」番組の電波に乗って全国に流されました。