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1997年10月発行 広報よみたん / 2頁

“母子保健計画策定委員会”を発足 育児中はリフレッシュしよう

〔写真〕「策定委員に委嘱状が交付されました」、「育児中の母親らが交流を深めました」
 
 本村では、住民参加による母子保健計画を策定しようと八月十三日、「読谷村母子保健計画策定委員会」を設置し、委員二十三人に委嘱状を交付しました。
 これは、少子高齢社会が進展するなか、核家族の増加、就労する母親の増加、地域連帯感の希薄化等、母子を取りまく生活環境の変化が著しいこのような社会変化を背景に生活者主体の視点で地域住民が一体となり、地域の母子の健康や生活環境の向上をはかる体制の確立を目的に設置されたもの。
 策定委員会は、学識経験者や医療・保健関係者、関係団体代表、父母代表、村職員で構成され、委員会の組織には母子保健計画を円滑に策定するための検討部会(妊産婦、乳幼児)が併設されました。
 同日に行われた第一回策定委員会では、当真嗣清助役が「めまぐるしい社会の変化の中で、皆様方の知恵で素晴らしい母子保健計画を策定して頂きたい」と述べ、また、会長に選出された仲村律子村議会議員は「委員一人ひとりの協力を仰ぎつつ、村民のために母子保健計画策定委員会の会長として頑張りたい」と語りました。
 委員会は今後、母子保健の現状や課題を話し合う一方、地域のあるべき姿や目標達成に必要な事業の検討などを協議して草案をつくり、平成十一年二月を目標に「読谷村母子保健計画書」を策定します。
【策定委員会役員】
会長 
 仲村律子(村議会議員)
副会長 
 大湾近常(生活福祉部長)
■妊産婦部会
部長 
 仲村幸子(助産婦)
副部長 
 仲宗根憲栄(区長会長)
■乳幼児部会
部長 
 知花亀次郎(村教育委員長)
副部長
 山内裕子(在宅栄養士)

 八月二十一日、村中央公民館ホールで「にこにこママのつどい」(健康共生課主催)が開催されました。
 これは、核家族が進み、身近に育児について気軽に相談できる人が少なくなった今日、育児不安を抱きながら、育児に奮闘中のお母さんも少なくありません。そこでこういう場を通してお母さん同士が友達となり、育児に関する情報交換などができれば………と思ったのが開催のきっかけ。 
つどいの前半は、村立保育所の保母さんのリードのもとで親子のあそびを行い、あそびを通して自分の子供とふれあい、又、子ども同士のふれあいで楽しいひとときを過ごしました。
 後半は、母親同士の交流を兼ねたグループワークを行い、育児中の楽しいこと、大変なことを語り合って「自分と同じだ」と共感し、「安心した」という声が聞かれました。
 また、「子育て中でも理想的な暮らしをするためには」をテーマに多くの楽しい意見が出され、『育児中でも時々はリフレッシュすることも大切。そのためには夫の協力、まわりの理解が不可欠であること、そしてお母さん自身の役割』も再確認できました。
 お母さん同士の語り合いの間は、母子保健推進員や高校生ボランティアが子どもたちの子守を担当し、有意義な交流ができました。
 役場健康共生課では、「読谷村で子育てしてよかった」と思える親が増えるような『母子保健計画』の策定に取り組んでいます。
 この「つどい」で出たお母さん達の意見が、計画に繁栄できるようにしていきたいと思います。
保健婦・大城真悠美

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