〔写真〕「読谷村共同販売センター」、「毎年12月中旬「陶器市」で賑わう」、「旧親志集落」
〔画〕宮平良秀
本村では、平成7年3月に村内23区全ての「読谷村字別構想」を策定しました。
これは、字というコミュニティーを出発点として、個性的で自立的な「21世紀をめざした村づくり」をめざすもので、字別構想は、①地区の特性と課題、②地区づくりの目標、③地区づくりの施策、④推進事業の四項目にまとめられました。
地区づくりの目標では、各字毎にユニークなキャッチフレーズが付けられており、「広報よみたん」では、その特色ある構想(村勢要覧に掲載)をシリーズで随時紹介します。
プロフィール
廃藩置県後、多幸山向いの山間部に入植した新しい集落で、戦後軍用地に接収されたため現在地(座喜味□喜名)に移転した。周辺には”やちむんの里”があり、親志はその入り口にあたる。また読谷ハイランドや住宅団地の開発が進められているほか、アロハゴルフセンター、沖縄ハム総合食品㈱の本社工場が立地した。将来、北側山間を通過する国道バイパス整備が予定されている。行政区加入人口は百九十五人(五十二世帯)で、特に規模が小さい地区である。
地区づくりの目標
これまでの住宅開発や今後の国道バイパス整備によって、親志から北側の山林地域は転換期を迎える。地形的な制約から緑になじんだ地区づくりが重要であり、”やちむんの里”やアロハゴルフ場、親志居住地と住宅団地、共同販売センター等の沿道施設の立地を活かし、地域一帯の計画的土地利用の確立と環境整備促進により、居住地や仕事の場が緑に囲まれた”やちむんの里と緑園むらづくり”を進める。
”やちむんの里"全体計画づくり
共同窯ができて以来、次第に窯元も増えてきた”やちむんの里“ 。現在は北窯の開設及び村立陶芸研修所の設置などによって、ほぼ全体的なイメージが見えてきた。今後は全体の敷地規模や道路整備、各工房の緑化・環境づくりを考慮しながら共同施設の整備や観光客への対応などを”やちむんの里"の全体計画で位置づけていく。” やちむんの里“の将来像と役割・機能・土地利用のあり方と規模、共同施設、道路、環境・景観など多岐にわたる総合的な全体計画づくりを進める。