村内の一人暮らし老人や老人世帯、障害者などへ食事を提供し、安否の確認や健康の保持増進を図ることを目的に、本村では地域における友愛訪問活動を行っています。
その一環として実施されている「食事サービス」(一九八一年より村社会福祉センター内で開始)には、村内各地域からの調理ボランティアの方々により毎週木曜日に弁当が作られ、各字公民館や関係者の方々によって配られています。
そのような中、「ユイマール精神で地域に貢献したい」と今年の五月から、本村に在するホテル日航アリピラの職員や和食・洋食・中華食の専門コックら三~五人がニヵ月に一回、調理ボランティアとして参加し、村や福祉関係者からとても喜ばれています。
調理ボランティアへの参加について、ホテル日航アリビラ職員労働組合執行委長の嘉数正治さんは「読谷村で仕事をしている関係上、地域にある企業として地域に貢献したいという思いからボランティア精神で参加している。今後とも無理なく長く継続していきたい」と語りました。
去る八月二十二日午前、國吉昇氏(那覇市小禄一六六六番地の四)が役場を訪れ「福祉に役立ててください」と本村に十万円を寄付されました。
村内の一人暮らしや老人だけで生活しているお年寄りの方々を激励しようと、九月三日午後、「老人ふれあいのつどい」(主催・読谷村社会福祉協議会)が村総合福祉セソターで行われました。 会場には民生・児童委員や調理ボランティアなど多くの福祉関係者らが訪れる中、参加したお年寄りらは、曽根佐智子さん指導による童歌やレクリエーショソに興じる一方、喜名保育園の園児によるエイサーや民謡ショー(知花盛雄民謡研究所)を見たり聞いたり、また、お昼タイムには、調理ボランティアが準備したおいしい料理に舌鼓するなどして、つどいのひとときを楽しまれました。