次代を担う青少年を健全に育成するために、大人自らが襟を正し、シンデレラタイムの実践と生活リズムの確立を目指すと共に、青少年の深夜はいかいを防止しようと「青少年健全育成村民総決起大会」(読谷村、読谷村教育委員会など主催)が九月二十日午後、村総合福祉センターで開催されました。
会場には、教育関係者や村内各種団体などから約四百人が参加する中、主催者を代表して当真嗣清助役は「青少年は次代を担う私たちの宝、厳しい社会情勢の中にあって私たち大人は総力をあげて青少年を支援・声援していく義務がある。青少年の健全育成を啓蒙していこう」と呼び掛け、また嘉手納署の金城健署長は、少年非行の原因について①沖縄の夜型社会、②家庭でのしつけ(コミュニケーショソ)、③放任主義と甘やかし、地域社会の連帯感の希薄、④青少年を取り巻く社会環境の悪化(善悪の区別がつかない青少年が増加)を指摘し、「これらの問題解決のために大人がすべきことは、家庭内でのしつけをしっかりとやり、子供との会話やシンデレラタイムを守ることだ。そして他人の子供たちにも注意する勇気を持つこと」と強調した上で、犯罪から青少年を守るため嘉手納署として「太陽の家」(駆け込みセンター)の設置計画や連絡協議会の人選の選定作業を行っている状況が報告されました。
大会では引き続き、「青少年の声」作文入賞者の表彰や中・高校生代表、父親・母親代表の意見発表と共に、大会スローガンや宣言文が満場一致で採択されました。
大会終了後は、参加者が北班、南班に分かれて村内での車両パレードを展開し、併せてその日の夜には各校区ごとに夜間パトロールの街頭指導が行われました。
【少年の声作文入賞者】
▼最優秀賞
仲村沙耶香(読谷中)
▼優秀賞
営間彩香(読谷中)
比嘉 梓(古堅中)
名嘉勇也(古堅中)
去る九月二十四日、きりん保育園において園児と生き活き健康センターのお年寄りとの交流会が開かれました。
これは敬老の日にちなんで一生懸命練習した歌や踊りを、健康センターのお年寄りにぜひ見てもらおうと、保育園側が企画して行われたものです。
各クラスごとに華やかなコスチュームで着飾った園児たちが出てくるたびに、お年寄りたちは暖かい拍手と優しい笑顔で迎えていました。
勇ましいエイサーや女の子の可愛らしい踊りなど、園内はにこやかな雰囲気につつまれ、お年寄りたちは大変満足そうでした。
生き活き健康センター
介護員 宇地原毅