本村では、平成7年3月に村内23区全ての「読谷村字別構想」を策定しました。
これは、字というコミュニティーを出発点として、個性的で自立的な「21世紀をめざした村づくり」をめざすもので、字別構想は、①地区の特性と課題、②地区づくりの目標、③地区づくりの施策、④推進事業の四項目にまとめられました。
地区づくりの目標では、各字毎にユニークなキャッチフレーズが付けられており、「広報よみたん」では、その特色ある構想(村勢要覧に掲載)を、シリーズで随時紹介します。
プロフィール
村内唯一の漁村で、昭和二十一年に字座喜味から独立した新しい集落である。現在の居住地は戦後、元の集落地区を集団で区画区分し整備したものである。復帰後、近代漁業をめざし漁港及ぴ製氷冷凍施設、事務所及び集会施設等が整備された。また波平陸軍補助施設跡地には都屋の里、救護園、診療所、生き活き健康センター等が集団的に整備され、保健・医療、福祉の拠点地区となっている。行政区加入人口は七百八人(百八十六世帯)で、村内では規模の小さな地区である。
地区づくりの目標
本村漁業も地域社会の変化にともない大きく変わりつつある。定置網や蓄養、養殖漁業の振興などに加えて遊漁、ダイピングなどの海洋レクリエーション事業に取り組んでいる。こうした現代的な事業展関と漁港や海に面するという生活環境を活かし、住環境の整備、率先した汚水対策による海域の保護、海をテーマとする〝まつり〟等により〝海に開く夕日のむらづくり〟をめざす。
都屋まつり
ハーリー復活
都屋は漁村であるが、今日では漁家以外の人々も多く、これからは多様な人々が参加する地域づくりが必要である。漁村を代表する行事であるハーリーの復活と、これに併せて都屋まつりを興し、コミュニティーづくりを進める。