読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年11月発行 広報よみたん / 8頁

子ども会の充実発展を よりよい緑地環境をめざして スプリングクラーを設置 特別養護老人ホーム「読谷の里」

 村内の子ども達が豊かな心を持ち、21世紀の担い手として逞しく成長することを願い、育成者の英知を結集して子ども会活動の充実発展と普及活動をめざそうと、読谷村子ども会育成連絡協議会(上里キヨ会長)では毎月、各字公民間を巡るローテーション形式で定例理事会を開き、情報交換や具体的な活動方法に取り組んでいます。
 そのような中、「第五回理事会」が十月一日夕、宇座公民館で開かれ、鳥取県淀江町との子ども会交流事業(来年の冬に派遣)や読谷まつりへの集団演技の参加を議題に活発な意見が交わされました。
 理事会には、各単位子ども育成会の会長や代表らが出席する中、上里会長は「読子連の活動状況をピーアールするためには地域での活動が重要と思う。日ごろの皆様方の誠意ある活動にはとても感謝しています。子ども達が感動するようなまつりにしていこう」と語り、会議では県外交流の日程や予算、派遣人員などを協議する一方、読谷まつりでの集団演技の方法や取り組み方については、衣装や小道具の準備から役割分担等に、きめ細かな運営方法が話し合われました。

 この度、社会福祉法人・祥永会( 森岡齋四郎理事長)の運営する特別養護老人ホーム「読谷の里」の中庭約千㎡(三百三坪)に、沖縄県共同募金会の平成八年度配分事業に伴う助成を頂き、自動散水用スプリンクラーの設置(総工費三百十九万二千円)を完了しました。
 日頃より当地の中庭は、読谷の里のお年寄りのレクリエーション及び「敬老のタベ」等の施設行事や併設の読谷の里デイサービスセンター利用のお年寄りのグラウンドゴルフ場として利用するとともに、村内の老人クラプの方々によるグラウンドゴルフ、読谷村健康共生課が実施しているリハビリ事業の機能訓練、村内福祉施設や団体の「よみたん福祉納涼まつり」への会場の提供など、地域の皆様へ開放してきたことが沖縄県共同募金会より認められ、当該事業に対する配分決定を得ることとなったものです。
 この助成事業により、施設のお年寄りの方々の居住環境整備が促進され、地域の皆様へより整備された緑地の提供が可能となり、地域・職域の皆様より善意による募金でまかなわれた配分金を有効に活用できるとともに、法人の目指す開かれた施設の運営に努め、地域の皆様のご支援が得られる福祉施設の実現へ前進できるものと期待されております。
読谷の里デイサービスセンター
総務主任 山城浩

読子連役員体制※表のため原本参照。

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