九月二十一日のビーチクリーンアップデーの日と二十五日、本村の中・高校生や嘉手納基地内の高校生、沖縄クリスチャンスクールインターナショナルの生徒らが参加し、海岸の清掃作業が行われました。
毎年九月の第三日曜日は国際キャンペーンとして七十ヵ国余りの国が参加し、世界共通のデータカードを使ってゴミの種類を調べながらのビーチクリーンアップ運動が展開されます。
これに呼応し、「みんなの海をきれいにしよう」とこの日(二十一日)、残波岬海岸には読谷中の生徒や読谷高校男女ソフトボール部員、嘉手納基地ハイスクールの生徒ら約二五〇人が繰り出し、清掃作業を展開。参加した生徒らは三~四人のグループに分かれて、データーカードにゴミの種類と数を記入しながら、タバコの吸い殻や空き缶、砂浜に散乱している飲料用容器やガラス片から不法投棄された古タイヤ、バッテリー、家電製品などを拾い集め、その日収拾されたゴミは塵芥収拾車二台分にものぽりました。
清掃作業を終え、参加した生徒らは異口同音に「予想以上のゴミ量にビックリした」「読谷村がきれいになるんだったらいつでもやりたい」「チリやゴミを捨てる人にはむかつく」「もう少し一人ひとりがポイ捨てをやめるように努力してほしい」との声があがりました。
また二十五日には沖縄クリスチャンスクール(本村波平在)の生徒や楚辺通信所(ハンザタワー)の兵隊やその家族、日本人従業員ら約七〇人余が参加し、渡具知海岸を清掃。作業は、ハンザタワーのCHARLES・.BECKER(チャールズ・ベッカー)さんを中心に、沖縄クリーンビーチクラプ(エドワード・ハインリック・サンチェス会長)との連携のもとに開始され、参加者はゴミのデータを執りながら、海岸や雑草の中に散乱するプラスチック容器や空き缶、毛布、粗大ゴミなどを拾い集めました。
この日の清掃作業は、クリスチャンスクールの授業の一環として、また楚辺通信所(海軍)の要員縮小に伴う最後の行事として計画されたもので、作業終了後はボランティアとして活躍し、貢献した方々に感謝の表彰などが行われていました。