威勢のよい虎の年を迎え、村民各位にとって夢が開ける飛躍発展の年になることを願いつつ、地域やご家庭にとっても平穏で幸多い年になりますようお祈り申し上げます。
昨年は、世間を震撼させた怪奇な事件や、マクロ経済界の破綻が続くなど、暗いニュースの多い年でありました。
今年は昨年のような不吉なことが一切起こる事がないよう祈念すると共に、本村の抱えている諸課題が大方解決できる最良の年になることを期待したいと思います。
今年の明るい兆しをのぞいてみると、まずそのメインは村民待望の文化ホール及びふれ合い中央公民館の建築工事が着々と進められていることでありましょう。現在20数部門で活動しておられる文化協会会員の皆様はじめ、20数講座で受講を楽しんでおられる方々が手ぐすねひいてその完成を待ち望んでいることと思います。文化活動の拠点としてさらなる充実発展が期待されます。
教育委員会では、文化振興課を中心に新しい施設の有意義な活用策の検討を進めております。効率的な活用をするために村民からのご意見等が寄せられることも期待しております。
なお、生涯学習課でも、村民の健康と趣味の啓発に務め、いきがいづくりに寄与できる数多くの事業を推進していくつもりです。いつでも、どこでも、誰でも学びたいときに学ぶことをスローガンにしておりますので、各位からの新しい講座の要請が寄せられることも期待しております。と同時により多くの村民が積極的に多くの講座にご参加下さることを切望します。
教育委員会の中枢である教育総務課や学校教育課の事業及び教育活動も、実り多かった昨年同様、ハード面、ソフト面の充実強化にさらに努力していくつもりであります。ちなみに昨年はハードの面で、渡慶次小学校の全面防音工事と渡慶次幼稚園の改築を行ってきました。今年度は古堅小の改築と南小の増築を進めているところです。さらに次年度は老朽化している古小体育館の改築を予定しております。
ソフトの面での、児童生徒の教育活動も年々充実・発展向上しており、関係各位の努力に感謝しているところであります。文化活動やスポーツ面のめざましい活躍に加え、学力の面でも、各小学校においては目標達成という大きな成果をあげております。
ところで、社会の変化が激しい昨今、それに対応すべく国レベルでも6つの改革が提言されております。その6番目に教育改革があげられており、答申では制度の一部見直しから内容の改革まで、大幅な提言がなされております。なかでも時代を反映して、これからの子供達に必要とされる「ゆとり」と「生きる力」の育成が強調されております。
私達教育委員会職員一同、新しい教育の動向や社会の要請に応えられるよう全力を尽くしますので、どうか今年も限りないご協力を賜りますようお願い申し上げます。
謹賀新年 読谷村役場※表のため原本参照。