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1998年1月発行 広報よみたん / 6頁

新しい時代の要請に応える公民館活動を展開しよう 喜名小へ150万円を寄付 学校創立50周年記念資金造成実行委員会

 本格的な生涯学習社会の到来に呼応し、個性豊かな文化の創造と活力ある地域社会づくりを推進する公民館の役割と機能を重視し、新しい時代の要請に応える公民館活動のあり方を研究・討議しようと11月20日、村総合福祉センターにおいて「中部地区公民館研究大会」(同連絡協議会・仲真朝健会長主催)が開催されました。
 大会には、中部地区の公立公民館職員をはじめ自治公民館関係者など約600人余が参加する中、大会は『公民館と住民が一体となったまちづくりをめざして』を研究テーマに、午前中は"自治公民館“と"公立公民館“の運営のあり方に討議が交わされ、その分科会で集約された意見や提言は、午後に行われた全体会の場で報告されました。
 全体会であいさつに立った仲真会長(本村の中央公民館長)は、「私たちの公民館は地域における生涯学習の中核施設として、新しい時代に対応する地域づくりの拠点として、従来にも増して積極的な役割が求められている」と指摘し、「新しい時代の要請に応える公民館活動のあり方を求め、公民館と住民が一体となったまちづくりに、各地の豊かな実践をもとに実りある大会にしよう」と呼び掛けました。大会では引き続き、読谷村商工会の西平朝吉事務局長による『むらおこしそれは果てしなきロマン』を演題とした記念講演が行われ、商工会が取り組んでいる特産品開発や販路開拓などの地域ビジョンや人づくり、商工会が策定した新たな「シンフォニー構想」などが紹介されました。
 その講演の中で西平氏は「むらづくりはそれぞれの地域にあった歴史的なストーリーづくりである。地域にこだわる者や懲りない人をつくる必要がある。継続のない所には成果は無く、正に継続は力である」と唱え、参加した人々に感銘を与えました。

 今年の2月28日に学校創立50周年記念式典を予定している喜名小学校(新里紹次郎校長)に、同記念事業資金造成チャリティーゴルフ実行委員会(比嘉源勝委員長)は11月27日午前、チャリティーゴルフコンペの収益金150万円を寄付しました。
 同実行委員会のゴルフコンペは去る11月5・6日に開かれ、村内外から約500人の人々が参加したと言う。
 これに、新里校長は「本校は字やPTAなど、地域が協力的でとても助かります」とお礼を述べました。
 寄付金は同校が記念事業として計画している①校旗の作製や②教育の森整備、③ピニールハウス整備、④記念誌発刊、⑤式典・祝賀会の費用に充てられると言う。

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