読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年1月発行 広報よみたん / 7頁

“むらおこし”に燃える思いを未来の若者たちにつなげよう!(第7回ユンタンザ塾) SFDなごみの会へ30万円を寄付 福祉の友ふるさと

 むらおこし(地域づくり)は未来永劫につづくものであり、その燃える思いを未来の主役である若者たちヘバトンタッチすることが肝要であるということから、読谷村商工会(大城勝哲会長)では「むらおこし」の担い手としての人材育成を目的に、過去6年問継続して「ユンタンザむらおこし塾」を開塾。その間においては100人余の塾生が誕生し、商工会を中心として様々な場面でむらおこしに活躍しています。
 そこで、第7回目を数える今年の「ユンタンザむらおこし塾」は、これまでの塾卒者と商工会役員・青年部・婦人部員を対象に、むらおこしに対する意識の啓発と気運を高め、相互の連携を図り、地域づくりに資することを狙いとして10月14日から12月19日までの日程(5回)で開塾されました。
 第1回目の塾は、塾生同士の交流・懇談が深められ、第2回は「島に根ざす」をテーマに藤木勇人氏が講演し、第3回は「読谷村のむらづくりと地域活性化」をテーマに田島利夫氏(株・地域計画研究所=東京在)、第4回は「一流の島人(シマンチュ)になりたい」をテーマに南島詩人の平田大一氏が講演し、本村の地域づくりに大きな示唆を与えました。そして第5回の最終日には、村内外の著名人を招いての座談会(パネルディスカッション)が行われ、むらおこしのノウハウが語られました。

 芸能を通して地域の福祉活動を展開している「福祉の友ふるさと」(知花盛雄代表)が11月10家族会会長)に30万円を寄付しました。
 これは、福祉の友ふるさとが去る10月19日に嘉手納文化センターで開いた「第6回歌心チャリティーコンサート」(松田昌彦実行委員長主催)の収益金の一部を寄付したもので、村総合福祉センターえ行われた贈呈式には、知花代表や松田実行委員長らが訪れ、国吉家族会会長やなごみの会員数人が見守る中、新垣松蔵読谷村社会福祉協議会副会長に寄付金が手渡されました。その中で、松田実行委員長は「なごみの会の協力で素晴らしい催し(公演)ができました。寄付金を役立て、これからも楽しい作業所にしてほしい」と述べ、また知花代表は「自分たちがやらなければという意気込みでチャリティー公演を行っている。来年も再来年も力を尽くす限り続けていきたい」と抱負を語り、これに、新垣副会長や国吉会長がお礼の言葉を述べました。
 「福祉の友ふるさと」は、1984年(昭和59年) 3月に結成。以来、「ゆいまーる」という相互扶助・相互協力の精神に基づき、自分たちの持っている芸能の技術を活用して地域福祉の推進や地域文化の発展に寄与することを目的に、民謡や舞踊、演劇などのチャリティー活動を通して、福祉への貢献を続けています。

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