子どもたちを育む地域の輪を広げていこうと11月22日午後、「第5回地域芸能のつどい」(我喜屋恵子古堅小学校PTA会長主催)が、同校体育館で催されました。
地域芸能のつどいは、古堅小学校区の楚辺、大添、大木、伊良皆の子ども会をはじめ、地域で活躍している老人会や婦人会の団体や学校職員(教諭)が連携し、芸能を通じて地域社会全体による教育の気運をつくろうと取り組まれているもので、ステージでは三味線クラブの児童と老人会の古典音楽愛好会との合同演奏を幕開けに、同校教諭や婦人会による琉舞、父母らの楽器演奏やコーラス、子ども会の獅子舞や手話コーラス、エイサーなど多彩な芸能が披露され、訪れた多くの観衆を楽しませました。
郷土の伝統芸能の良さを認識し、会員各自の持つ特技を発表する場を設け、会員の親睦と団結を図り、明日への活力と会活動の発展を目的に、「第9回婦人演芸のつどい」(松田キク読谷村婦人会長主催)が11月23日、村総合福祉センターで開催されました。
同演芸のつどいには村内19字の婦人会員が参加。公演は昼・夜の2回にわたって行われましたが、会場は昼・夜とも訪れた人々で超満員。ステージではプログラムも多彩に、優雅で華やかな琉球芸能の数々が繰り広げられ、大勢の観衆を魅了しました。
土にふれ、火を焚いてつくり出された作品を展示、鑑賞することによって自信と誇りを育み、新たな創造意欲を醸成しようと、村内の児童□ 生徒を対象に「夏休み陶芸教室」が開催され、その出来上がった作品を一堂に集めて展示する「児童生徒陶芸展」(村教育委員会、村立美術館主催)が11月8日~12月5日の日程で開催されました。
その初日(8日)の午前には、村内の各小・中学校の代表を含め、多くの関係者らが参加する中、オープニングセレモニーが行われました。
そのセレモニーでは上地正一教育次長が主催者を代表してあいさつし、陶芸を指導してきた講師の松田共司氏は「子どもたちの土に対する思いと大人が土に対する思いは違う。子どもたちは喜びと感動をもって土と対話している」と評し、また、代表の児童生徒らは、陶器づくりに関わった時の感動をそれぞれに感想文にまとめ発表しました。
館内には、夏休み期問中に陶芸教室で作ってきた数百点にも及ぶ壁掛けシーサー面や土鈴、大自然をテーマに製作された巨大なレリーフ(6点)に加え、美術館の通路側には作品の完成に至るまでの児童生徒らの活動状況のスナップ写真が展示され、見る人々に大きな感動を与えました。