読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年1月発行 広報よみたん / 19頁

女性同士のネットワークを作ろう ~女性の目で見た街づくり座談会~ 古里帰省で十万円を寄付

 21世紀に向けた沖縄と郷土読谷の自然環境と共生して手づくりの街づくりはどうあるべきかをテーマに、「女性の目で見た街づくり座談会」(同事務局・金城春子代表主催)が11月11日夕、読谷村商工会館ホールにて開催され、会場は女性パワーの熱気に包まれました。
 これは、女性の視点からの街づくりや、ライフスタイルについてのイベントの一環として開催されたもので、会場には村内外で活躍する女性らをはじめ、JAゆいな読谷支所婦人部、村生活改善グループなどから約60人の女性が参加し、活発な意見が交わされました。
 主催者の金城代表(本村高志保区出身)は冒頭で、「女性(母たち)は地域おこしにどんな活動(行動)をしてきたか。生と死は差がなく、一生懸命に生きていけばいい人生が送れる。みんなで手をつないで老後をどうするかを考えよう」と提起。これに、出席した当真嗣清助役が、本村の「人間性豊かな環境・文化村づくりを、また、JAゆいな読谷支所の十八番市や生活改善グループの特産品づくりなどへの取り組み状況が紹介されました。
 引き続き、東京から招かれた作家の松原惇子氏(テレビドラマ化の「クロワッサン症候群」の著者)の講演が行われ、その講演で松原氏は「楽しい人生を考えるには守りの人生はいらない。人生は短く今生きていることが大事であり、今日一日を楽しく過ごすこと。その為には、今自分は輝いていて美しい、若いという気持ちを持つことが大事」と強調した上で、「自分の言った言葉や決めたことに責任を持ち、目標に向かって行動すること。同じような価値観を持った女性同士がネットワークを作り結び合うことが必要。21世紀の明るい未来をつくるために交流を深めればみんながハッピー(幸せ)になれる」と語りました。
 その後行われた座談会では、上原怜子さん(古堅在) による「アメージングレイス」や「アイラプユー」などの心に響く歌が披露されたのをはじめ、手づくりの夕食を挟みながら、和やかに交流・懇談が深められました。

昭和27年(1952年)に第一陣の移民で八重山に渡った宮城達夫さん(76歳・楚辺1123番地)がこの程44年ぶりに古里に帰省しその記念として11月28日に役場を訪れ、「社会福祉に役み立ててください」と山内村長に10万円を寄付しました。

〔4コマ漫画〕原本参照

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