プロ野球のキャンプが始まった二月一日、本村には昨年から中日ドラゴンズの選手・監督(二軍)が、読谷キャンプを実施していますが、今年も同球団が二月一日~三月六日の日程でキャンプインし、平和の森球場や多目的広場で春季トレーニングを開始しました。
同球団の一軍は北谷町でキャンプを始動。二軍は今回、仁村徹監督・コーチのスタッフ二十二人を含め、選手三十四人の総勢五十六人が村内のローヤルホテル(楚辺トリイ通信前)に宿泊し、連日トレーニングに汗を流しました。
キャンプイン初日(二月一日)には、同球団の歓迎セレモニーが平和の森球場で行われ、当真助役が歓迎の言葉を述べ、本村より仁村監督に花束が贈られました。
また二月五日には、仁村監督と同球団スタッフが役場を表敬訪問。その席上、仁村監督は「練習風景を見てもらえれば選手にも励みになります」と述べ、多くの村民が見にきてもらいたいと要望。これに、当真助役は「中日ドラゴンズがペナントレースでの優勝を願うとともに、多くの村民が中日ファンになってもらうよう村としても協力していきたい」と応えました。
女性の特性を生かして積極的に村づくりに参画しようと一月二十一日夕、「第三回ふれあい懇談会~村長と語る女性のつどい~」(企画分権推進課主催)が村総合福祉センターで開かれ、山内村長の講話や意見交換が行われました。
会場には約六十人余の女性が参加する中、この日村議会に辞職届け(沖縄県出納長の受諾に伴う)を提出し、読谷村長として最後の講話となった山内村長は、就任以来、これまで進めてきた『人間性豊かな環境・文化村』づくりを振り返しつつ講演。その中で山内村長は「北欧の男女共同参画型社会を観て、読谷でもその実績(平等社会)を積み重ねる必要があると感じ、女性の地位向上、民主主義の確立のために条例(女性政策担当者を設置)を制定した」と強調した上で、福祉村づくりのために「各字公民館を福祉の拠点として位置づけ、デイサーピスやユイマール共生事業を展開してきた」。また文化村づくりの意義については「文化は人々に勇気と誇りを与え平和につながる」と唱えた後、「今後の日本は女性の負担が多すぎる時代(高齢社会)になる。男も女も協力して支え合う、明るい地域社会を築いていこう」と話し、講演を締めくくりました。
同会では引き続き、意見交換が行われ、参加した女性らから行政運営の施策や村づくりに対する要望や疑問点に、活発な質問が交わされました。
【会場からの声】
(1)村民の意見や提言を吸い上げるための目安箱を役場や公民館などに設置してほしい。
(2)役場に若い多くの女性職員の採用をしてほしい。
(3)高齢者問題(施設への入所出来ない不安)にどう対応しますか。
(4)行政区問題にどう解決していくか。
(5)公的機関にシルバー人材の就労の場を与えてほしい。