北保育所の三・□四才児四十一名は、昨年から始めた特別養護老人ホーム「読谷の里」との交流を二月二十六日に行いました。
その日は、高志保、長浜地区のデイサーピスを受けている方や残波かりゆし学園の園生四十五名との交流となり、園児のうたや踊りに手拍子で応えたり、また「赤田首里殿内」などで、触れ合う交流のひとときがもたれました。
核家族が増え、お年寄りとの接触の少ない子ども達にとって、その暖かさや、いたわりの心を育てる機会となり、また、自分達の踊りを見て喜んでもらうことによって自信につなげようと計画されたものです。次回は保育園へ招待して、賑やかな中での交流ができればとの願いを持っています。
去る三月三日には手づくりの素敵なひな段の前で、子ども達の健やかな成長を願い、「ひなまつり会」を催しました。
このひな段は、保護者会行事として「親子で楽しい遊具つくり」を計画したところ、三月のひなまつりに間に合わせて、張り子のひな人形として作りました。
風船を好きな形(大きさ)にふくらませ、張り、形を整え、ペンキや和紙を使って仕上げました。
一気にできるものではないので、家へ持ち帰っての宿題もあり、おのずと家族の協力、夫婦の協力が必要になりました。「初めは大変と思ったが、だんだんやめられなくなった」「工夫すればする程おもしろくなり、人形がかわいくなった」等、着物や髪飾りなど、廃品を使っているにもかかわらず、どのひなも見ごたえのある個性的なひな人形に仕上がりました。
子ども達も、お母さん(お父さん)が作ってくれたことにすごく愛着をもち、心のこもった最高のプレゼントになりました。
こんな色とりどりのひな段の前で歌ったり、踊ったり、一人づつ白酒をもらったりと大喜び。また、着物姿で登所した子ども達は、クラス別にカメラに納まりました。
ひなまつりという行事を通して、家庭と園が思いを一つにして進められたこと。手間暇かかったけど、わが子のために労したことが、ひなまつりを迎えるたびに思い出される事でしょう。
文□読谷北保育所所長
上地洋子
〔4コマ漫画〕渡辺しんやのハッスルファミリーNo.6