読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年4月発行 広報よみたん / 4頁

(無題)

※全文の一部は3ページにあり。

三、本年度の重点事項
 1998年(平成10年)度の重点事項は次のとおりであります。
一、教育及び文化の振興
一、地域産業の振興
一、保健・医療・福祉の連携
一、生活環境の整備
一、主要事業の推進
 ア 読谷飛行場転用計画の推進(継続)
 イ 「読谷村文化センター」(仮称)の建設推進(継続)
 ウ 瀬名波地区集落地域整備事業(継続)
 エ 喜名移転先地公共施設整備事業(継続)
 オ 比謝川沿岸(泊城公園)整備事業(継続)
 カ 下水道整備事業(継続)
 キ 農村総合整備計画の策定(継続)
 ク 葬斎場整備事業(新規)
 ケ 村立図書館整備事業(新規)
 コ 診療所増改築事業(新規)
 サ 喜名小学校校舎新増改築事業(新規)
 シ 県営担い手育成畑地帯総合整備事業(高志保地区)(継続)
 ス 県営海岸保全施設整備事業(渡具知地区)(継続)
 セ 長浜ダムかんがい排水事業(継続)
 ソ 県営水環境整備事業(長浜地区)(継続)

四、本年度の実施項目
次に1998年(平成10年)度の主な施策の概要を申し上げます。
(1)学校教育、生涯学習の充実及び文化振興に関する施設
 教育の根幹は憲法の精神と教育基本法にうたわれている「民主的で文化的な国家を建設して世界の平和と人類の福祉に貢献する」人材の育成にあたります。
 平和で豊かな活力ある村づくりの基本も「人づくり」であり、その主役はまさに村民であるという理念に基づいて諸教育活動を推進してまいります。
①教育諸条件の整備
 学校教育は生涯学習社会の基礎づくりとして、児童生徒が自ら学ぶ意欲を育て知・徳・体・調和のとれた人材を育成することが基本であります。
 今年度も教育環境の整備と学力向上対策を推進するとともに家庭・地域と連携した取り組みを強化してまいります。
 教育環境の整備と致しましては喜名小学校校舎新増改築のための実施設計、及び古堅幼稚園園舎実施設計を行います。また、学校図書及び教育機材、情報教育機器等の整備充実に努めます。併せて、本村の各字に残る豊かな伝統芸能、歴史文化を活かした尚一層の郷土学習活動を推進してまいります。

②生涯学習の推進及び社会体育の振興
 近年、村民は心豊かで充実した人生を求め自己の充実・啓発のため、生涯にわたり学習活動を続けることへの意欲が高まっております。このような村民の学習ニーズに応えるため、今年度も年齢各期に応じた学習プログラムを策定し生涯学習を積極的に推進してまいります。
 生涯学習推進の拠点施設であります中央公民館では今年度も自治公民館講座、成人学級、青少年の体験学習の実施と併せて陶芸研修所の充実を図ります。
 今年度は旧議会棟を村立図書館として改造し学習機会の拡充に努めてまいります。そのほかにも第五回まなびフェスタの開催をはじめ、池田町、淀江町との児童生徒交流事業や成人式の開催、社会教育団体育成事業などを引き続き実施してまいります。
 又、村民の健康の保持増進と生涯スポーツの推進のため各種スポーツ振興事業や学校及び社会体育施設の開放事業、指導者養成等と併せて社会スポーツ団体の育成に努めます。
 昨年度より建設が行われております文化センターもいよいよ今年度完成致します。村民総参加の文化村づくりの拠点として、その活用に向けて体制づくりを進めてまいります。

③文化財の保護並びに文化創造活動の推進
 歴史民俗資料館は郷土学習、調査研究の場、観光拠点として親しまれており、今後も充実発展を期してまいります。美術館におきましては村内外の画家、彫刻家、陶芸家等、多くの方々のご協力により展示会やアンデパンダン展、児童陶芸展等が開催され好評を博しており、今年度も継続実施してまいります。
 又、「城フェスティバルin座喜味」をはじめ多彩な芸能活動を開催し沖縄の豊かな伝統文化の継承発展に努めます。
 さらに、本村の芸術文化活動の中核として結成された「読谷村文化協会」における村民の主体的な活動を引き続き支援してまいります。
 文化財の保護と致しまして、復帰後、保存・整備を進めて来ました「座喜味城跡」の世界遺産登録に向けて、その準備作業を国・県、連携のもと進めてまいります。村史編集業務につきましては、今年度も引き続き「戦争編」の発刊準備を進めると共に、「統計編」の編集作業を始めてまいります。

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