読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年4月発行 広報よみたん / 8頁

(無題)

※全文の一部は7ページにあり。

(5)主要事業の推進
①読谷飛行場転用計画の推進
 第三次沖縄振興開発計画がスタートして6年が経過致しました。第三次振計では、県土地利用の基本方向として「米軍基地の早期整理縮小と返還跡地の利用にあたっては地元の跡地利用計画を尊重しつつ、その有効利用を図るために諸施策の推進」が示されております。
 読谷飛行場の東側返還地域については、第三次沖縄振興開発計画に位置付けがなされております。向こう4年間という第三次振計期間は、読谷飛行場転用計画を推進するため重要な時期と認識し、国、県、村による「読谷飛行場跡地利用促進連絡協議会」において、現地課題としての黙認耕作問題の解決と第三次振計期間内における具体的方向づけ等の検討を進めてまいります。 さらに、1996年11月19日の「沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会」提言をもとに進められております「沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業」の基本調査を今年度も引き続き実施し黙認耕作問題の解決と具体的な転用・開発等の方向付けを進めてまいります。受け皿となる旧地主関係者による農業生産法人の設立や今後の事業推進にあたっては地元関係者並びに国、県のご理解、ご協力のもとに進めてまいります。
 読谷飛行場の軍用地部分については、SACOの最終報告で平成12年度末に返還することが示されております。今日まで問題解決に向け全力を尽くしてまいりました読谷村議会、旧地主会関係者、周辺各字の皆さんをはじめ全ての村民の深いご理解とご協力のもとに戦後処理事案としての読谷飛行場問題の解決に努めてまいります。

②文化センター(仮称)の建設推進
 文化センター(仮称)は、昨年11月より建設工事に着手しました。文化ホール部門と中央公民館の機能を有した複合施設として、本村の特色ある文化と伝統を継承し、新しい村民の活動の拠点、21世紀に向けた読谷村の文化創造の場として整備を進めてまいります。

③旧役場庁舎等の跡利用について
 役場新庁舎移転に伴う旧庁舎等の利用につきましては、昨年行政棟を撤去し駐車場を整備致しました。今年度は議会棟を改造し図書館として活用してまいります。

④環境緑化と花いっぱい運動の推進
 平成4年度からスタートした親志砂良原の苗畑での花や緑化木の生産も順調に推移し、村民のニーズに対応できるように努めてまいりました。
 今年度も引き続き花や緑化木の生産体制の充実を図るとともに、行政センター地区への緑化植栽に向け村民からの提供木の移植等を行ってまいります。また、村内の主要道路の街路樹植栽の推進や沿道花壇の充実を図ってまいります。さらに、第7回読谷村植樹祭を実施し、環境緑化と花いっぱい運動の推進に努めてまいります。

⑤第24回読谷まつり
 読谷まつりは村民総参加のイベソトとして、年々、充実し、県内外からの来観者も多く、産業・文化の総合的なまつりとして高く評価を受け、観衆はもとより多くの出演者、関係者に感動を与え文化村づくりの輪が年々広がってまいりました。
 本年も「21世紀へはばたくよみたん、人間・文化・産業の花咲くよみたん」をメインテーマに第24回よみたんまつりを開催してまいります。

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