1998年度の予算編成を行うにあたり、村では国及び地方公共団体の財政をめぐる情勢の把握と予算編成の基本的な考えのもとに編成作業を進めました。
我が国の財政収支は、バプル経済がはじけた以降依然として構造的な厳しさが続き極めて深刻な状況にあり、また地方財政も地方税・地方交付税等の低迷等により厳しい状況にあります。本村の財政においても国庫支出金や地方交付税等、大幅な国庫依存体質(1997年度51%)にあることから、国の財政状況とその運営の影響を大きく受けることは必至であり、このことから財政構造の硬直化が懸念され、慎重な運営管理が必要とされています。
第三次基本構想を実りあるものにするためにも、中長期財政見通しの下に適性運用に努め、健全な行財政運営を推進し、現下の厳しい財政状況の中、事務事業の見直しをはじめとして、これまでにも増して徹底した経費の節減と予算の効率的運用に最大の努力を図ってまいります。
1998年度の予算編成にあたり、国及び県の財政をめぐる情勢の把握と基本的な考え方について話し合い、編成作業を進めて参りました。
継続事業であります文化センターの建設をはじめ、生活環境の整備、地域産業の振興及び農村基盤の整備、教育環境農村整備、保健・医療・福祉の連携と施設の整備など重点施策を積極的に推進することで予算編成して参りました。
本村の今年度の予算総額は100億4,540万2千円となり、対前年度7%の伸びになっております。
歳入における構成比率は自主財源が34.8%、依存財源が65.2%になっています。
※平成10年度一般会計予算は表のため原本を参照すること