読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年6月発行 広報よみたん / 13頁

読谷の自然(26)=鳥類編【冬鳥】= ~草原の好きなサギ~ チュウサギ 座喜味少年消防クラブ“地域活動が認められて”優良少年消防クラブ表彰に輝く

 体長が68cmと白鷺の仲間では中くらいの大きさで、このため、「チュウサギ」と呼ばれています。他の白鷺類と大きく異なる点は、冬羽の時期には黄色いクチバシの先端部分だけが黒くなることで、ここが野外識別のポイントになります。
 他の白鷺類と異なり、湿地よりやや乾燥した畑地や牧草地などを好み、また群れることもなく単独でエサを探すことの多い鳥です。時にはアマサギに混じり、耕転機が耕転した畑でエサを探すこともあります。
 1991年に環境庁が発行した「日本板レッドデータプック」の中では、数の少ない「希少種」としての指定を受けている保護すべき貴重種です。
 村内では主に秋季にかけて、読谷補助飛行場や基地内の芝地などの草原地域で見られます。文・・県立博物館学芸員 嵩原建二

 「自治体消防五〇周年記念式典」が三月七日に東京都千代田区にある日本武道館で開かれ、その式典で座喜味少年消防クラプ(小学生一〇七名、女子三六名、男子七一名)が、結成以来消防出初式等への参加、防火思想の普及などの地域活動が認められ、財団法人日本防火協会徳田正明会長より栄えある表彰を受けました。

 この式典は阪神・淡路大地震の教訓と国民の安全確保を図る観点から、社会経済情勢に対応した消防防災体制の充実化を期すために行われました。
 座喜味少年消防クラプは平成四年五月三日に結成し、公報活動として出初式や地域において二ヵ月に一回クラプ員総出での不法投棄物の除去(火災予防の観点)など積極的に参加している。 
 そのクラブ活動が優良と認められ、見事に優良少年消防表彰を受賞しました。
この栄えある表彰で、座喜味少年消防クラプが五月六日午後に役場を訪れ、村長室で伝達式、受賞報告が行われました。
 安田村長は「みなさんの地域での活動が認められ、今回表彰されたものと思います。これからも地域で防火思想、啓発に頑張って下さい」と激励しました。少年消防クラプのみなさんは「はい!」と元気よく答えました。
 またこの式典で、二〇年以上在職して功労のあった消防職員、七名が『平成九年度全国消防長会功労者表彰』に輝きました。
 【永年勤続功労者】
☆二五年勤続
知花昌徳司令補(宇座)
☆二〇年勤続
古堅正彦消防士長(都屋)
宮城正彦消防士長(大湾)
儀問常真消防士長(古堅)
古堅敏光消防士長(都屋)
金城清春消防士長(宇座)
知花清照消防士長(波平)

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。