読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年7月発行 広報よみたん / 4頁

字別構想の概況紹介№19 大湾 リバーサイドのオアシスづくり

本村では、平成7年3月に村内23区全ての「読谷村字別構想」を策定しました。
 これは、字というコニュニティーを出発点として、個性的で自立的な「21世紀をめざした村づくり」をめざすもので、字別構想は、①地区の特性と課題、②地区づくりの目標、③地区づくりの施策、④推進事業の四項目にまとめられました。
 地区づくりの目標では、各字毎にユニークなキャッチフレーズが付けられており、「広報よみたん」では、その特色ある構想(村勢要覧に掲載)をシリーズで随時紹介します。

プロフィール
 大湾は、“大湾ノロ□が周辺地域まで統治した古い集落である。戦後は元集落に復帰したが、国道沿いにあって早くから市街化が進んだ。また軍用地境界沿いに外人住宅などが建て詰まり密集した街となって今日に至っている。行政区加入人口は七百三十三人(百八十三世帯)で、村内では規模の小さな地区であるが、字内居住人口(一千九百十四人)でみると規模の大きな地区である。な地域である。

地区づくりの目標
 急速な住宅地の拡大が一段落し、定住化の時代に入ることから、比謝川から湾谷という水と緑を活かして、潤いのある住宅地づくりを推進する。また子ども達の地域活動やリサイクル等の活動を通して、新住民が多いというこの地区ならではのコニュニティーの再構築を模索し、個性的なまちづくりを進める。

大湾緑化事業の推進
 比謝川と湾谷の再生、潤いのある住環境づくり、コニュニティーの再構築という各施策を結びつけるものに「緑化」がある。比謝川と湾谷の再生は直接的に緑化事業であるし、潤いのある住環境づくりも身近な緑化事業である。また共同で緑化事業を行なうことにより、コミュニティーづくりにつなげていくことができる。大湾においては「モデル集落緑化計画」(読谷村)が策定されており、これを基本に協力しあって大湾地区全体の緑化事業を推進する。

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