読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年7月発行 広報よみたん / 14頁

新垣満子・正次芸能一家(字伊良皆) 座喜味城に唄い舞う 琉球王朝文化の再現 比嘉蕃信氏 感謝状受賞

 新垣満子・正次「親子三代座喜味城に唄い舞う」が五月八日夜、座喜味城跡内の特設ステージで行なわれました。
 新垣満子さんは仁風澄之会師範で夫正次さんは安富祖流の教師、長女・木村清美さんと嫁・仲座悦子さん、孫・幸乃さんが琉舞を習っている芸能一家。新垣満子・正次夫妻と娘の木村清美さん、嫁の仲座悦子さん、孫の仲座幸乃さんの親子三世代が出演しました。
 この企画は満子さんの一九八二年からの夢で同年のコンクールで、満子さんが琉舞の最高賞、清美さんが新人賞、正次さんが三線の優秀賞を受賞した時から親子三代で自分たちの舞台をもちたいと思い続け、今回その念願がかなうこととなりました。
 舞台は満子さんの「女特牛節」で幕開け。清美さんの「天川」、悦子さんの「本貫花」が上演された。「赤田風」では正次さんの独唱で満子さんが舞った。孫の幸乃さんは組踊『花売の縁』から「猿引の場」でおばあちゃんと、「谷茶前」で母親の悦子さんと共演し、座喜味城跡を舞台に琉球王朝に花開いた琉舞が披露されました。
 ライトアップされた城は幻想的な雰囲気の中魅力いっぱいの演目が繰り広げられ、会場を埋めた観客は最後まで「新垣家三代」の舞と歌を堪能しました。

比嘉蕃信氏感謝状受賞
 国民の行政に対する苦情の解決にご尽力された行政相談委員としての功績が讃えられ、比嘉蕃信氏が五月十三日に行なわれた行政相談委員全体会議の席上で、沖縄行政監察事務所長感謝状を受賞しました。

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