読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年8月発行 広報よみたん / 2頁

第11回 平和創造展・’98平和特別企画展

 6月22日から30日の期間で第11回平和創造展が役場1階ロビーにて開催されました。今回の平和創造展は県主催の沖縄平和祭’98と共催で開催されました。
 創造展は2部構成で組み立てられており、第1展示場では沖縄県主催の沖縄平和祭’98「平和特別企画展」を開催しました。平和特別企画展は平成2年度より、沖縄県内を巡回する形態で開催される事業で、県民が平和を希求するものです。内容は児童生徒の絵画・作文・詩をパネル展示して平和メッセージを各年代層に訴えていくものであります。
 第2展示場では、村保管の沖縄戦に関するパネルが展示され、米軍上陸から始まり、占領後の読谷飛行場など五部構成にして展示し、戦争当時の本村の様子が紹介されました。
 なお、今回の沖縄平和祭’98「平和特別企画展」において作文の部に読谷中学校の新里千夏さんが優秀賞に輝きました。また、詩の部門で読谷中学校の新里千夏さん、石嶺ゆうこさん、読谷高等学校の仲村知佳さんが共に受賞(佳作)しました。

平和の尊さを伝承
 命の尊さ、平和のすばらしさを伝承しようと、座喜味子ども会育成会(喜友名昇会長)では、慰霊の日を前に6月21日から3日間、「第14回命の絵画」を座喜味公民館において開催、区民をはじめ訪れた人々の関心と注目を集めました。
 慰霊の日の6月23日、大人、子ども約60人が地域に残された戦跡をたずねました。子ども達は、1944年の「10・10空襲」跡を訪れ、当時の悲惨な様子を熱心に聴いた。このあと、村の平和創造展と県の沖縄平和祭が開かれている役場や読谷飛行場、「義烈空挺隊」の慰霊塔、旧日本軍が戦闘機の格納庫として使用していた掩体(えんたい)壕跡などを見て回りました。

平和フォーラム
 6月20日から四日間、楚辺公民館で慰霊の日・特別企画「戦争を語り継ぎ、平和を創り出すために」(主催楚辺区)が開催されました。
 会場には、楚辺トリイステイーションの前身基地である楚辺エンジニアの内部写真と終戦直後に強制立ち退きさせられた楚辺区民の生活を撮影した写真が展示されました。
 6月23日は、「慰霊の日」特別企画展として、平和フォーラム(過去・現在・未来)と題して講演会を開催しました。
 コーディネーターに松田善康氏や発言者に比嘉恒健氏の「戦前の様子を語る」、比嘉誠春氏の「戦争中の様子を語る」、池原昌徳氏の「基地楚辺の再接収を語る」、比嘉清順氏の「楚辺未来を語る」が講演されました。

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