読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年1月発行 広報よみたん / 2頁

新年明けましておめでとうございます

 1999年の輝かしい「うさぎ年」を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 昨年は、村民の皆様のご推薦を受け、不肖私が当選の栄に浴することができ、就任から10か月間大過なく職務を遂行することができました。これも偏に職員をはじめ、村民各位の深甚なるご理解と、格別なるご協力の賜物であり衷心より感謝申し上げます。
 今年も誠心誠意村民のために頑張ってまいりますので、変わらぬご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
 さて、昨年の本村の動きを顧みますと、例年以上に各分野で顕著な活躍があった年でありました。
 スポーツ、文化面における小・中・高校生の活発な動きと好成績は言うに及ばず、県内外から多くの皆様をお迎えした大会等も数多く開催され、読谷村を更に内外にアピールすることができた年でありました。
 特筆すべきは本村出身の「キロロ」の全国的な活躍であります。今や子どもからお年寄りまで愛される歌手に成長し、その活躍を村民と共に喜び、今後更なる躍進を心から願うものであります。
 こうした子どもたちの素晴らしい活躍は村民に希望と勇気を与え、読谷村の益々の発展の姿を見る思いがするのは私だけではないと思います。
 ここで、本村を取り巻く今年の特徴的な動きをいくつか申し上げたいと思います。
 今年は村民待望の文化センターがいよいよ落成いたします。
 文化センターは、新しい村民の活動拠点として、本村の特色ある文化と伝統芸能の継承と創造の場として位置付けしているわけでありますが、今後はその利活用について文化協会をはじめ、村民自身が主体的に取り組むことによって素晴らしい運営ができるものであり、村民の皆様方の積極的な参画をご期待申し上げます。
 更に、今年から介護保険制度がスタートしていくわけでありますが、今や全国的な少子高齢化の社会情勢の中で福祉問題は最も大きな課題となってまいりました。本村においてもその取り組みとして、デイケア施設を村立診療所に併設させて新年度より稼働させるとともに、従来の「ゆいまーる共生事業」の充実をはかり保健・医療・福祉の連携により安心して楽しく暮らせる地域づくりを村民みんなで築いていきたいと考えています。
 次に軍用地についてでありますが、嘉手納弾薬庫の牧原地区、国道58号東側部分が年内に返還が予定されております。従って今年は関係地主の意向を伺いなら、村の将来を見据えた跡地利用の協議を具体的に進めていく年となりますので関係各位のご協力を賜りたいと考えております。
 今年の読谷村としての代表的な動きをいくつか述べましたが、村民各位におかれましても様々な動きがあると思いますが、うさぎの躍動感にあやかり、皆様方の各方面での活発なご活躍と御家族のご健康、ご多幸を祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。

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