改まる年が、村民各位にとって幸多い飛躍・発展の年になりますようお祈り申し上げます。地域や社会全体においても、平穏無事で夢が多く活気に満ちた明るい年になることを期待したいと思います。
国際化・情報化が急進している今日、私達の日常生活も、地球規模で動く政治や経済の影響をもろに受けますので、すべての国々が平和で、豊かになることも願わずにはいられません。
旧年は、国内・県内でもいくつかの大きな社会の変動があり、そこから派生した課題も山積しております。今年度は、未解決の多くの課題が円滑に処理されることを願っております。
ところで、教育行政の面から一年の足跡をふり返えりながら、今年の活動計画にふれてみたいと思います。
まず、児童生徒の活動から特筆すべきことを挙げてみますと、古堅中学校のマーチングバンド部の九州制覇、そして全国大会での連続金賞の受賞。さらには、同じくバンドで、古堅南小学校が、県大会で上位入賞し、九州大会への派遣が決まっております。スポーツの面では、読谷中学校の野球・柔道・テニス部等が県代表として九州や全国大会に参加し、よい成果を納めてきました。学習面でも、達成度テスト等の成績がここ数年中頭地区では常に上位で推移しております。気がかりな生活指導の面でも、大きな事件・事故もなく好ましい状況にありますので、実り多い年ではなかったかと評価しております。
なお、教育委員会四課の事業も、村民各位のご協力のお陰で、すべての活動計画が予定通り実施でき、今後の展開にもつなぐことができました。
今年も継続事業に加え、時世や地域のニーズに応える新たな事業及び活動計画を立て、教育委員会全職員一体となって取り組む態勢を整えております。新年度事業の中から主なものをいくつか紹介しておきます。
各学校の施設整備に重点を置いている教育総務課では、今年度で、老巧化している喜名小学校の体育館や校舎等を撤去して、全面改築を進める予定です。国や県からの補助をいただきながら、モダンで合理性があり、新しい教育の動向にも対応できる校舎の建築を進めていく予定です。進展の激しい新しい教育に対応するためには、思いきった新しい構想の設計・設備の改革が求められております。と同時に、21世紀にたくましく対応できる人材を育成するためには地域住民の意識の改革及び新たな手法での協力・支援のあり方も必要になってきます。時代を先取りした大局的な立場からのご理解・ご協力をお願いしたいと思っております。
次に、現在建築が進められている中央公民館及び文化ホールの活用についても村民の積極的・意欲的なご協力を仰ぎたいと思います。
新装なる公民館は、村民のあらゆる面からの「ふれあい・交流」の拠点として位置づけされます。生涯学習の諸活動と連動させながら、各自治公民館や諸団体と連携し、充実した活動を展開したいと思います。
今年から供用開始される文化ホールも、村内各種団体の事業開催や行政側の主催する自主事業の展開、さらには外部への貸し館事業としての活用も図っていく予定です。文字通り文化の殿堂としてフルに活用されることを期待しております。
多様化する社会のニーズに対応できる教育行政をめざして職員一同頑張りますので、今年もご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。