読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年1月発行 広報よみたん / 13頁

読谷の自然(32)=鳥類編【冬鳥】= ~全身ブルーの小形ツグミ~ ルリビタキ 

大きさは14cmと、ジョウビタキのようにスズメくらいの大きさのツグミ科の鳥です。オスは頭部から背中にかけて鮮やかな青色をしていて、腹部は白く、わきにはあざやかなだいだい色がでます。
 オスはまさに「プルーバード」と呼べるきれいな色の鳥です。一方、メスは、尾羽の一部にうすい青色がでますが、全身オリープ褐色をしていて、目立たない色をしています。
 本種はユーラシア大陸の中央部から、針葉樹林の広がる本州の亜高山帯などで繁殖します。本州では主に留鳥(漂鳥)として生息しますが、県内には冬季にごく少数が渡来し、越冬します。主に森林地域の林道わきや、林緑、やぶの中などで暮らし、村内では海岸近くの林や内陸部の森林地域で見られることがあります。主に地上近くにいる昆虫類やミミズ類などを捕らえてエサにします。
文□□県立博物館学芸員
嵩原建二

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