「子どもの健やかな育ちを願って」をテーマに、第二回保育まつり(主催・村立保育所)が十一月二十八日に、村立南保育所で催されました。
このまつりは、村立保育所三十三年の保育をふりかえり今後、地域に開かれた保育所をめざして職員の意識の高揚、保護者の親睦を図り、二十一世紀の子育てを地域社会とともに楽しく手に手をとって連携の輪を広めることで開催されました。
まつりは、スナップやビデオで各保育所の紹介や読谷村の文化を継承していく教材として保母の研究してきた独自の手作り紙芝居「赤犬子」「クスクエーの由来」「泰期と進貢船」、また、「オオゴマダラの飼育のすべて」が展示され子どもたちや大人の関心を集め感動を呼びました。
給食のコーナーでは、今回は給食会研究会で継続してきた環境にやさしい洗剤を実際に造って配布したり、生命の源である食物が今や環境汚染に巻き込まれている現状や乳幼児を預かる保育所給食の取り組まなければならない問題として、環境カウンセラー「渡久地澄子さん」のミニ講演会が実施され多くの示唆を与えました。
園庭の舞台では、オープニングの「みなみ太鼓」をはじめ、保育所の年長児が得意のダンス琉踊、職員の人形劇、沖縄市の「仲地のぶひで氏」の大型紙芝居「キジムナー」の迫力ある観劇もありました。
最後は、「作ってあそぽう」とピカチュウの折り紙、クリスマスのリース、風船あそびなどで賑わいました。
参加された民政児童委員、法人保育園の方々のアンケートで次回は保育所関係だけでなく、子育てを共に考えていくために村全体に参加を呼びかけてほしいとの要望がありました。
(南保育所・知花勝子)