読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年2月発行 広報よみたん / 13頁

沖縄の民具(3)-読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料より-

 モミや栗、麦などの殻(皮)をむくための道具である。
 上臼と下臼がかみあう部分は放射線状に刻まれていて、そこで摺りあわすようになっている。一人の時は取っ手をにぎり、二人の時は縄をつけて引きあって脱穀した。民謡の「稲摺節」を踊るとき、ニ人が二本の紐を引き合うしぐさがあるが、これは摺臼を引く動作である。

 川魚やエビなどを捕る時に使う竹製の漁具。魚やエビが一度中に入ると篭の中から出られないように、篭の口に竹を編んで取り付けてある。
 川の流れを利用するために尻すぼみの形にしてつくれている。以前は長田川や長浜川ではカニ、フナ、エビ、ウナギなどがよく捕れた。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。