都市マスタープランの概要紹介⑤ 都市整備の基本方針
○「自然環境の保護と個性的な景観形成」
山-川-海の一体性は水の循環に示されるが、その最終地となるイノー(サンゴ礁海域)の荒廃が進んで久しい。
海域・海岸管理をはじめ、陸水の浄化と管理によりニライカナイからの吉を迎えるにふさわしいイノーの回復をはかるものとします。
また台地部から見渡す東シナ海と座喜味城跡の眺望は、固有の自然環境に基づく心象風景を形づくるものであります。特に東シナ海に沈む夕日、走行車窓から見る座喜味城跡といった印象深い景観を基本に個性的な景観整備を進めるものとします。
なお現在の市街地は集落を基礎としており、そこには集落の道などの人間的な景観が潜んでいます。これらを再評価し、きめ細かい市街地整備の一環として心やすらぐ美しいむらづくりを進めるものとします。
そして、これからの自然環境、個性的景観、美しいむらづくりを結んで、全体として読谷村を分かりやすく案内でき、かつ地域の顔となるようなサイン・インフォメーションの整備を進めます。
都市マスタープランの概要を5回にわたり紹介してまいりましたが、これらは読谷村の都市計画の将来像と基本方針を抜き出して作成しております。都市マスタープランとしては連載した他に「部門別計画」「地区別構想」「計画の実現」をまとめております。資料を都市計画課で配布しておりますのでご利用下さい。
景観整備モデル図 ※図のため原本参照。