村民参加の子育てを! -策定委員が村長へ具申-
読谷村母子保健計画策定委員会(委員長・仲村律子村会議員)は、村民一人ひとりが子育てに参加する村づくりを盛り込んだ「読谷村母子保健計画」を策定し、3月3日、安田慶造村長へ具申致しました。
本村でも、少子傾向が進む中、地域のつながりが薄れ、子育てに対する母親の不安が増えており、子育てを取り巻く環境は変化してきております。そのため、行政をはじめ、地域が連携して、子育て支援をしていこうと、平成9年より母子保健計画の策定を進めておりました。
母子保健の基本理念を「全ての子ども達が、健やかに生まれ育ち、親や家族が子育ての喜びを感じながら、生き生きと暮らすことができる」とし、親が安心して健康な子どもを育むことができる村をめざしています。
具体的な目標として妊産婦は「生まれてくる赤ちゃんをみんなで心から喜びあえる」、乳幼児は「子どもの笑顔あふれ親子の元気な声がきこえる」としました。
この計画は、グループワークによる受益者の声と、アンケート調査を基にしてまとめており、対策として、「私たちにできること」「地域社会にできること」「村にできること」を出してそれぞれの役割を確認してまとめました。
それを受けて、今後は、行政のみならず地域も巻き込んだ具体的な計画の実施に取り組む予定です。
(文・大城真悠美)