読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年4月発行 広報よみたん / 2頁

施政方針 村政の基本施政 住民対話による村民と共の歩む村づくりに全力を挙げた取り組む 生きがいある長寿社会をめざして地域社会をめざし地域で支え合う ゆいまーるの心をもって21世紀に夢のある村政を進める 1、はじめに

 村民のみなさん、こんにちは、本日ここに第二八七回読谷村議会定例会の開会にあたり、一九九九(平成十一)年度の予算案をはじめとする諸議案説明に先立ち、村政運営の基本姿勢と諸施策の概要を申し上げます。
 昨年三月の村長就任以来、多くの村民の心強いご支援を賜り、一年間その重責を大過なく果たすことができました。
 これもひとえに議員各位をはじめ、村民の皆様の深いこ理解とご協力の賜物であり心から感謝を申し上げる次第であります。

 さて、二十一世紀初頭には我が国はこれまで経験したことのない高齢社会が到来致します。その対応につきましては、国、県はもとより住民に一番身近かな地方自治体における取り組みが最も重要となってきます。生きがいのある長寿社会をめざし地域で支え合う、ゆいまーるの心をもって二十一世紀に夢のある読谷村建設のため、今年度も誠心誠意頑張って行く所存であります。村民各位の変わらぬご指導をよろしくお願い致します。
 我が国経済はバブル崩壊の後遺症を抱える中、金融機関の信頼低下や雇用不安が重なり極めて厳しい状況にあります。
 県内においては若年労働者を中心に依然として高失業率が続く中、稲嶺知事の下、経済振興対策の諸施策が取り組まれております。
 読谷村においても地域経済対策等で昨年度も大型補正予算を組んできたところでありますが、本年度も引き続き全カで取り組んでまいります。
なお、詳細については実施項目の中で述べる事と致します。
 さて、村民待望の文化センターがいよいよ完成致します。文化センターは、新たな村民の活動拠点として、本村の特色ある文化と伝統芸能の継承・創造の場として位置づけてあります。今後その利活用については文化協会をはじめ、村民自身が主体的に取り組むことによってすばらしい運営ができるものであり、村民の皆様方の積極的な参画を心から期待申し上げる次第であります。
 基地問題につきましては嘉手納弾薬庫の南西隅部分、国道東側部分、嘉手納バイパス計画部分が三月中に返還され、また、SAC0の最終報告により読谷補助飛行場、楚辺通信所、瀬名波通信施設の返還が日米間で合意されております。
 軍用地の跡利用につきましては関係地主の意向を踏まえつつ、本村の将来を見据えた跡利用計画策定のための協議を具体的に進めていく年となりますので関係各位のご協力を賜りたいと存じます。

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