①読谷飛行場転用計画の推進
　読谷飛行場の東側返還地域につきましては、第3次沖縄振興開発計画に位置づけがなされております。残り3年間の第3次振計期間は、読谷飛行場転用計画を推進するための重要な時期と認識し、国・県・村による「読谷飛行場跡地利用促進連絡協議会」において、現地課題としての黙認耕作問題の解決と具体的な展開のための検討を進めてまいります。
　また、「沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業」の基本調査を今年度も引き続き実施し、開発等の方向づけを進めてまいります。今後の事業推進にあたっては地元関係者並びに国、県のご理解とご協カの下に進めてまいります。
　読谷飛行場の軍用地部分につきましては、SACOの最終報告で平成12年度末までに返還することが示されております。今後とも、全ての村民の深いご理解とご協力の下に、戦後処理事案としての読谷飛行場問題の解決を進めてまいります。

②読谷村文化センター運営事業
　読谷村の文化の殿堂として完成致します文化センターでは「鳳ホール」において、読谷村文化協会や村内外の関係者と連携し村民芸術劇場、Kiroroコンサート、琉球芸能鑑賞会、沖縄県芸術祭、映画上映会、組踊り鑑賞会等、多彩なイベントに取り組んでまいります。
　また、従来の中央公民館機能を備えた「読谷村ふれあ交流館」では、今年度も成人対象の教養、趣味講座や青少年の体験学習などを実施し、村民の多様なニーズに応えた生涯学習の推進に努め、本村の特色ある文化と伝統芸能の継承と創造の場、新たな村民の活動拠点として文化センターの運営に努めてまいります。

③喜名小学校校舎新増改築事業
　昨年度に引き続き、校舎の全面改築を実施し教育の多様化に対応した有機的、機能的な教育施設の整備を行います。
　本事業の実施により教育環境の整備が充実し、児童生徒の学力の、より一層の向上及び健康増進などが期待されます。

④農村総合整備事業
　本事業は平成11年度より平成20年度までの10年間にわたり、農村の整備を総合的計画的に推進し、農村地域の多面的な役割の発揮を図ることを目的とした事業であります。
　農道や遊水池、排水路などの農業生産基盤の整備や農業集落道整備、定住化促進のため非農地における道路整備など総事業費約16億円の事業でございます。
　今年度につきましては農地保全事業として宇座地区の遊水池の整備を実施致します。