読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年6月発行 広報よみたん / 1頁

読谷村に二人目の人間国宝が誕生! 与那嶺貞さん

読谷村に二人目の人間国宝が誕生
読谷山花織の復興と継承! 与那嶺貞さん

 文化庁は五月二十一日、人間国宝の認定者を公表。
 沖縄県無形文化財技能保持者の与那嶺貞さんがその人。
 読谷山花織の復元と後継者育成に尽力したことが評価されて、この度人間国宝に認定されました。
 与那嶺さんは明治四十二年一月二十日生まれの九十一歳、普段は後継者の指導や展示会等に出掛けており、沖展には会員として、そのつど新作を出品するとのこと。
 与那嶺さんが読谷山花織の復興を手がけたのは、昭和三十九年で、当時の池原昌徳村長の申し出からとのこと、各字に花織りのウッチャキ・ルーブク・ワタジンは残っていたものの織れる人は皆無であったという。それを波平の武戸比嘉のおばあさん(当時八十八歳)が十六、七歳の頃宇座の東前宇座のおばあさんが織っているのを見たことがあるという清報だけであった。早速、おばあさんと復興に向けて奮闘したとのこと。
 現在は、後継者の技術が向上するのを楽しみにしています。と話していました。

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