中頭V4 第13回’99沖縄マスターズ7残波岬駅伝大会
ちびっ子ジョガーも初参加
生涯スボーツの祭典、沖縄マスターズ・ランナーズ残波岬駅伝大会(主催・読谷村、沖縄マスターズ陸上競技連盟)がさわやかな春風が吹き抜ける風光明媚な景勝の地、残波岬公園で、四月二十五日に行われました。マスターズの部では中頭チームが大会史上初の四連覇を飾り、ランナーズの部は西原ランナーズAが浦添ピンキリランナーズの六連覇を阻み初優勝を果たしました。また、今年からは、新種目として少年駅伝大会も開かれ、ちびっ子ジョガーらは二十一世紀のスポーツ界を担うにふさわしい力強い走りを見せていました。
大会は、残波岬公園の遊歩道を中心に設定されたコース(九区間、三十六㎞)を周回する形で行われ、今大会にはマスターズの部に七チーム、ランナーズの部に二十八チームが出場しました。また、今年から開催された少年駅伝大会(四区間、八㎞)には、二十一チームが参加し、小学生から中高齢者まで参加する大会となり、名実共に「生涯スポーツの祭典」の名にふさわしい大会となりました。
ランナーたちは「チームの勝利」「自己記録への挑戦」「走るのが好き」とそれぞれの思いを胸に純白のテッポウユリが咲き乱れる残波岬公園内の遊歩道をひた走りました。
年代を超えた「生涯スポーツの祭典」は今年も多くの話題を生みました。地元勢はマスターズの部に前人未踏の四連覇を果たしました。中頭マスターズ(島袋辰彦監督)の選手十一人中、六人が本村出身選手でした。また、ランナーズの部に楚辺走ろう会A(我謝孟正監督)、楚辺走ろう会B(比嘉恒一監督)、ユンタンザヨンナーズ(玉城義雄監督)、読谷陸上愛好会(東江久雄監督)が参加し、本大会を盛り上げました。
競技は安田村長のピストルの合図で両部門のランナーが一斉にスタート。中頭マスターズは華の一区に、饒平名俊江選手(読谷村)を起用、トップに九秒差の区間第三位の力走でリレー。第二区で巻き返しを図り二位に上がると、第三区でトップの浦添マスターズを捉えてトップに立つと、第四区の波平栄市選手(読谷村)が全日本マスターズ県代表としての意地を見せ、区間トップの走りで二位以下を大きく引き離し、そのままアンカーの天久選手につなぎ独走体勢でのゴールとなり、大会四連覇を飾りました。
ランナーズの部は西原ランナーズAが全区間で安定した走りを見せ、六連覇を狙う浦添ピンキリランナーズを押さえ、悲願の初Vを果たしました。
今年から初登場した少年駅伝の部には村内各小学校から二十チームが出場。ミニバスケットボールチームで編成した、古南小Aチームが日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、初優勝を飾りました。二位は古堅南小C、三位は読小のゆかいな仲間チームでした。
●マスターズの部総合記録
優勝 中頭マスターズ 2時間24分19秒
準優勝 浦添マスターズ 2時間28分43秒
3位 宮古支部 12時間31分20秒
●少年駅伝の部順位
1位 26’39 古堅南小A
2位 27’53 古堅南小C
3位 28’49 ゆかいななかま
4位 29’00 楚辺ボーイズB
5位 29’01 古堅南小ミニバスケA
6位 29’10 楚辺ボーイズA
7位 29’13 古堅南小B
8位 29’20 古堅南クラブC
9位 29’50 読谷エルベスA
10位 29’56 読谷エルベスB
11位 29’57 赤犬子
12位 29’58 それいけアンパンマン
13位 30’22 古堅南クラブA
14位 30’29 読谷エルベスC
15位 30’34 古堅南小ミニバスケB
16位 31’31 ふるすび
16位 31’31 くらがー
18位 31’56 古堅南クラブD
19位 32’16 古堅南クラブB
20位 33’09 がんばるゾー
●区間記録(個人賞)
第1区W30(3.0㎞) 友利ヨシ子 宮古支部 11分37秒
第2区M60(3.0㎞) 赤嶺勝雄 浦添マスターズ 11分16秒
第3区M40(6.0㎞) 名嘉真儀孝 中頭チーム 19分52秒
第4区M50(6.0㎞) 波平栄市 中頭チーム 21分42秒
第5区W45(3.0㎞) 与儀幸子 中頭チーム 12分40秒
第6区M45(6.0㎞) 上地重則 名護マスターズ 21分34秒
第7区M55(3.0㎞) 下里勝明 宮古支部 11分04秒
第8区W40(3.0㎞) 大城昌一 宮古支部 12分04秒
第9区M35(6.0㎞) 天久久志 中頭チーム 19分44秒