読谷村診療所老人デイケアを開設 医療機器の拡充にCT機を設置
平成十年八月に着工した読谷村診療所増改築工事が平成十一年二月に竣工し、老人デイケア施設が完成しました。
これまで、機能訓練機械等の内部備品の整備や開設に向けての諸準備を進めてきましたが、平成十一年六月一日より老人デイケア事業を実施いたしてまいります。
老人デイケアは障害のある高齢者が、通いながら自立した生活を取り戻し、安定した家庭生活が継続されることを口的としております。その目的を達成するために医師や看護婦、理学療法士など専門的立場から個々人の障害に関する評価や健康管理、リハビリテーション、社会的活動、介護者への支援、社会サービスの紹介などの諸活動をチームで提供します。
老人デイケアの対象者は七十歳以上の老人医療受給対象者で脳血管疾患等に起因する運動障害を有する者、または六十五歳以上で痴呆等の障害を有する者となっています。
デイケアの申し込みについては、読谷村診療所デイケア室窓口で受付をしています。
また、今回の診療所増改築と同時に、医療機器の拡充を図る目的で国の特定防衛施設周辺整備調整交付金の整備事業により、CT機(全身用エックス線コンピュータ断層装置)が導入され、検査機能が強化されました。
この検査によって早期治療を実施し、村民の健康管理と増進に努めていきます。