読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年7月発行 広報よみたん / 13頁

沖縄の民具(8)読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料より 〔ウミフゾウ〕〔ンスガーミ(味噌壺)〕

沖縄の民具(8) 読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料より

ンスガーミ(味噌壺)
 口がすぼんで小さい壺であるが、通称カーミ(甕)とよんでいる。味噌や酒、穀物入れがあり、各々専用にし、ンスガーミ、サキガーミ、ムンチャニガーミと称している。壺のふたには、おわんや布を巻いた木、あるいは夜光貝を用いた。

ウミフゾウ
 漁師が海で利用するのでその名がある。
 箱型と円筒型があり、特に箱型は枕用に工夫されており、船上での仮眠用に利用された。
 中にはキザミタバコ(タバコの葉を小さくきざんもの)を入れている。

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