沖縄の民具(8) 読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料より
ンスガーミ(味噌壺)
口がすぼんで小さい壺であるが、通称カーミ(甕)とよんでいる。味噌や酒、穀物入れがあり、各々専用にし、ンスガーミ、サキガーミ、ムンチャニガーミと称している。壺のふたには、おわんや布を巻いた木、あるいは夜光貝を用いた。
ウミフゾウ
漁師が海で利用するのでその名がある。
箱型と円筒型があり、特に箱型は枕用に工夫されており、船上での仮眠用に利用された。
中にはキザミタバコ(タバコの葉を小さくきざんもの)を入れている。