在伯読谷村人会創立三〇周年記念式典 祝賀会芸能公演団壮行公演
在伯読谷村人会が創立三〇周年を迎え、遠くブラジルの地において記念式典及び祝賀会が開催されます。
この三〇周年記念式典に際し、母村読谷村から祝福のメッセージ、読谷の香り、志情(シナサキ)をお届けするという機運づくりと、村の文化振興を図るために、嘉手納町民会館において、八月八日に文化芸能壮行公演が開催されました。
会場となった嘉手納町民会館には、村民を始め芸能関係約七〇〇人が集い開催されました。
プログラムとしてはブラジルで公演する伝統舞踊を中心に空手・棒術・創作舞踊を織り交ぜながら、一九演目が演じられ、会場を埋めた観衆を魅了しました。
芸能公演団がブラジルへ出発
ブラジル公演団(丘原宜正団長他二十四人)の出発式が八月十七日に役場ロビーで行われました。
出発式にあたって安田村長は、「一世が元気な内に二世三世と読谷村との絆を強固にしたいという思いからこうして母村から公演団を送ることができて嬉しい。是非読谷村の思いを伝えてもらいたい。」とブラジルの村人会に思いを馳せながら激励しました。
読谷からブラジルへ新天地を求めて雄飛したのは明治四十一年の十二人が最初で、戦前期でも六十九人が移民しました。戦後、多くの村民がその後に続きました。以来、多くのご苦労を乗り越え、現在にいたっております。