喜名区で名所・旧跡巡り 子供たちが地域を学ぶ
自分たちの地域に誇りをもつには、まず、自分たちの地域を知ることから始めなければならない。喜名区では、子供たちの夏休みを利用して、八月三十日に字内の名所・旧跡巡りを実施しました。ボージガー、観音堂、国道東側の御嶽、アシビナー、ウマリガー等々を見て回りました。説明役には、喜名老人クラブの波平松次郎会長と松田栄春さんがあたり、小学生五〇人、父母二〇人を前に熱弁をふるいました。字内十二か所の名所・旧跡を二時間ほどかけて、徒歩でたどり、大粒の汗を流しながら、熱心にメモを取る姿が見られました。
ある母親は、「子供の学習体験もさることながら、国道の東側に入るのは、今回が初めてなので、私自身も非常に勉強になりました。」と感想を述べました。今回の旧跡巡りを計画した宇根良雄区長他、説明役のお二人も「今は興味が持てなかったり、理解が今一歩進まなかったりしても、必ず将来に思い出として残ると思う」「成人して故郷を離れる人がいても、記憶に止めてくれたらありがたい」と次代を担う子供たちの姿に目を細めて話しました。
今回の計画には、区民有志の方々他、照屋、嘉手苅両村議会議員も世話役として参加し、子供たちの学習の手助けを引き受け、「来年以降も是非、継続して実施できるようにしたい。」と抱負を述べました。