沖縄県文化協会賞に輝く
大湾トキさん、宮城直さん、瀬名波民俗芸能保存会
沖縄市民会館で12月17日に開催された平成11年度沖縄県文化協会大会において読谷村から個人の部で大湾トキさん(楚辺出身)、宮城直さん(渡具知出身)の二人、団体の部から瀬名波民俗芸能保存会がそれぞれ表彰を受けました。
その表彰報告に文化協会の岳原宜正会長に伴われ受賞者らが12月28日に安田村長を表敬訪問しました。
その報告の中で功労賞に輝いた大湾トキさんは、琉球箏曲40年余。県指定箏曲技能保持者として声楽譜工工四編集、レコード録音、海外公演等広く活動。また後輩育成に熱心で初心者のための地謡伴奏工工四発行は特筆に値すると評されたもの。
また、奨励賞に輝いた宮城直氏は長年にわたって盆栽愛好家の良きリーダーとして、読谷村文化協会の盆栽部門をよくまとめ活発に活動しています。また離島へも指導に出向き他市町村とも盛んに技術交流を行い、村内環境美化に大きく貢献しています。
団体の部では、瀬名波民俗芸能保存会(代表者:照屋全正)は活動歴が23年を数え、字瀬名波には、歌劇の原形とされる「親阿母」、男女打組の「ムンジュルー」、中踊りを仲村渠節で踊る幻の「女手踊り」、組踊「手水の縁」「久志の若按司」「伏山敵討」など瀬名波独特の芸能を数多く復活し、伝承されています。
【校正済み】