沖縄の美(3)読谷村立美術館収蔵品
読谷山花織綿衣
与那嶺貞作。1974年頃。木綿、紺地(琉球藍)、緯浮・緯絣。丈134㎝ 裄62㎝。
作者の与那嶺貞さん、読谷村生まれ。1999年重要無形文化財「読谷山花織」保持者(人間国宝)に認定される。伝統技法を基に現代感覚を盛り込んだ作品を発表し、高く評価されている。
この作品は、冬の晴れ着で伝統的琉球衣装の花織綿衣である。緯浮花織技法でジンバナ(銭花)、カジマヤー(風車)紋様を織りだし、インヌヒサー絣が併用されている。襟裏には小紋の紅型があてられ、着装時に表に現れる。
【校正済み】