沖縄の美(六)読谷村立美術館収蔵品
比嘉恵美子作。一九九六年。絹、琉球藍・化染、丈一六二㎝ 裄六三㎝。
作者の比嘉恵美子氏は、読谷村生まれ。與那嶺貞先生に師事。一九八九年沖縄県指定無形文化財「読谷山花織」技能保持者に認定される。一九九三年西部工芸展で金賞を受賞したほか沖展や沖縄県公募展、日本伝統工芸展等で数々の賞を受賞。伝統技法を基に現代感覚を盛り込んだ独創的な色合いとその技術は高い評価を受けている。現在日本伝統工芸会正会員。
この作品は、紺地経縞に緯浮花織技法でジンバナ(銭花)、カジマヤー(風車)、オージ花(扇花)紋様を織り出し、緯絣が併用されている。