「真珠の首飾り」を好演
日本国憲法草案の舞台裏を描いた劇団青年劇場「真珠の首飾り」(作・演出、ジェームス三木)が、五月二十八日に文化センター鳳ホールで上演されました。
この「真珠の首飾り」は敗戦後の一九四六年二月四日、東京日比谷のGHQ(連合軍総司令部)にて民生局員二五人が秘密裏に集められ、一週間で草案をまとめ、平和憲法制定までを描いた物語。
会場の鳳ホールには、立ち見も出るほどの盛況ぶりで、各年代層がその演技を熱心に観賞しました。
上演に先立ち、安田村長を表敬した三木氏は、「米軍の上陸地である読谷の地名は昔からインプットされていました」と話し、文化村づくりや平和憲法の話題で親しく懇談しました。
その後、三木氏は文化センター講座室で山内徳信前村長とも懇談。戦中戦後の体験を通じて平和憲法に原点を見いだしたとする山内氏と、互いの戦時中の体験、戦前戦後の思想、教育や祖国復帰闘争など、話題はつきず、最近の政治情勢を危惧する両氏の平和憲法へのこだわりについて意見が交わされました。