伝えようユイマールの心
読谷村老人クラブ連合会(玉城秀昭会長)主催による「第三六回老人クラブ大会及び第一六回芸能大会」が五月三十一日、文化センター鳳ホールで開かれ、大会は九三〇人余の会員の参加で行なわれました。
大会に先立ち、会場では前老人会長の故上地文夫氏の冥福を祈って一分間の黙祷が捧げられました。
クラブ大会
老人クラブ大会は、高齢者の生きがいと健康づくり、豊富な知識・経験を生かした地域社会活動の推進、そして心豊かで明るく、活力ある社会をめざして毎年開催されています。
主催者を代表して玉城会長は、「四月から介護保険制度が導入される中、これからは仲間による心のふれあいが必要不可欠になってきます。健康・友愛・奉仕の活動の一層の充実・強化に努め、介護や医療に係る費用の抑制に努め、ゆいまーるとの連携を密にし、会員が安心して末永く暮らせる地域にしましょう。」と述べました。
続いて、安田村長や儀保議会議長、伊波栄徳県議会議員、大山千恵子中老連会長から祝辞が述べられました。
大会では、読老連の活動に功績のあった個人や優良団体の表彰も行われ、感謝状と記念品が贈呈されました。
【個人の部】
特別功労賞
故上地文夫(前読老連会長)
山内ヨシ子(前読老連副会長)
山内盛福(前読老連理事)
【優良団体クラブ】
大添千歳会
芸能大会
クラブ大会に引き続き、芸能大会が、「地域の伝統芸能の良さを再認識しよう」を目的に開催されました。
ステージでは、二十一単位クラブより二二八名が出演し、趣向をこらした演目が披露されました。
幕開けでは、古典音楽サークルの皆さんが日頃のサークル活動の成果を披露。
比謝の「もどりかご」ではこっけいな動きが大受け、会場いっぱいに笑い声が響きました。
また、長浜・都屋の「浜千鳥」の女踊りには男性会員も登場し会場を沸かせました。
特に、最後のプログラムとなった渡慶次老人クラブによる「時代の流れ」は、紡績出稼ぎ・出征兵士壮行会や戦後の収容所生活が再現され、苦しかった当時を思い出し、会場の皆さんの涙を誘っていました。