復帰から二十八年
平和な島沖縄を訴え五・一五平和行進
本土復帰から二八年を経た基地の島沖縄を歩く、「第二三回平和行進」(主催、沖縄平和運動センター)の一行約五百人が、五月十三日に読谷入りしました。
十二日に始まった、平和行進には三コースに述べ四千人が参加、基地の島「沖縄」を一歩一歩踏みしめました。その中で西コースをとり、すっかり日焼けした一行は、恩納村から国道五十八号を南下し、喜名を経て、未だ返還されない飛行場に建つ読谷村役場に入りしました。
役場中庭では、安田村長や伊波県議から歓迎と激励のあいさつを受け、地元読谷村から六〇人が合流、本土側代表団と共に午後の行進に出発しました。
直射日光の照りつける中、一行は読谷飛行場を縦断、トリイ通信施設前の県道六号線よりコースを西にとり、チビチリガマを通過後、渡慶次集落内を行進、宿泊先の残波ロイヤルホテルまでを歩き通し、その日の日程を終了しました。
翌十四日、バスで嘉手納町役場入りした一行は、嘉手納町からの参加を加え、宜野湾市に向け元気に出発しました。
宜野湾市海浜公園では、「五・一五平和と暮らしを守る県民総決起大会」が約六千人の集う中で開催され、三日間の平和行進を締めくくりました。