慰霊の日
園児らが平和の祈り
六月二十三日の「慰霊の日」、都屋の「きりん保育園」の園児ら五〇人余が、都屋の「慰霊の塔」(平成八年十二月十五日建立)とチビチリガマで平和の祈りを捧げました。
きりん保育園では、毎年慰霊の日にチビチリガマで平和の祈りを行っていますが、今回から地元都屋の慰霊の塔を加えることにしました。
慰霊の塔を前に、保育士さんから沖縄戦の説明を受け、碑面の戦没者名簿の中に自分たちと同じ年代の子どもたちの名を見つけ、「戦争は無い方がいい」「本当にかわいそう」と口々に保母さんに話していました。
慰霊の塔には持参した千羽鶴を捧げ、頭をたれ、小さな手を合わせていました。
慰霊の日にあたり、村内十五か字の慰霊の塔では字主催の慰霊祭が開催されました。
摩文仁の「平和の礎」の沖縄戦戦没者、読谷村関係刻銘数は三、八三一人です。
字別刻銘数は以下の通り。
楚 辺(四七四人)
波 平(四四八人)
座喜味(三四八人)
高志保(二六三人)
長 浜(二五九人)
喜 名(二四三人)
渡慶次(二二〇人)
伊良皆(一九四人)
渡具知(一八六人)
宇 座(一六八人)
儀 間(一五四人)
大 湾(一四〇人)
瀬名波(一三六人)
古 堅(一一三人)
比謝矼(一〇三人)
大 木(一〇二人)
牧 原(七二人)
比 謝(五七人)
都 屋(五三人)
長 田(三八人)
親 志(三七人)
上 地(二一人)
(平成十二年一月末現在)