少年の主張大会を開催
平成十二年度「少年の主張大会」が、七月十一日に文化センター中ホールで開催されました。
会場には、読谷・古堅両中学校から生徒八〇人、教育関係及び青少年センター指導員ら六〇人余が集い、その発表者の主張に真剣に耳を傾けました。
審査講評で比嘉清順委員長は、「皆さんの発表は、三線を通して伝統文化を学んだことや、最近の少年犯罪のこと、部活を通じてのチームワークづくりの大切さ、環境問題等の話で、発表者の皆さんの真剣な姿勢が伝わりました。」と述べ、「難しい審査でしたが、自分の過去を振り返り、思春期という難しい時期を乗り越えようとするみんさんの姿勢に感動しました。」として、最優秀賞に徳村早里花さんが選ばれました。
また、発表者全員が優秀賞を受賞しました。
出場者及び主張は左記の通り。
◎宮城恒一 古堅中二年
「『今』を大切に」
◎照屋早月 読谷中二年
「祖父とサンシンと私」
◎長嶺智恵子 古堅中三年
「『友達』とは」
◎大城ゆいな 読谷中三年
「コトバの世界」
◎古堅綾乃 古堅中三年
「親子」
◎大城麻衣 古堅中二年
「少年犯罪を考える」
◎新地孝陽 読谷中二年
「強化合宿で得たもの」
◎比嘉友希 古堅中三年
「最後なのだから」
◎徳村早里花 読谷中学三年
「今という時を大切に」
◎池原綾乃 古堅中学三年
「自然の仲間」
【最優秀賞】
今という時を大切に
読谷中学校 徳村早里花
【要旨】
最近のニュースでよく「少年犯罪」が毎日のように報道されています。その理由が恐ろしくいい加減で、惨めに感じます。
私は二年生の時、不登校になりましたが、自分でどうすることもできませんでした。暗い暗いトンネルを歩いていましたが、今思うと心の休暇だったと思います。そう思えるようになったのは、私を支えてくれた人たちに出会え「光」を見つけたことです。そのことがあって自信をもち積極的になった私がいます。
「心の法則」で思春期にある私たち中学生は難しい年齢にありますが、それを乗り越えてその価値を知れば「今しかない自分を学ぼう」と大切に過ごせます。これから色々な事に興味をもって生きていきたいと思います。